2022年度のE棟鵬翔祭は終了しました。ご来場いただきありがとうございました。
E棟 鵬翔祭 テーマ
33 年間続く E 棟で行われる文化祭としての「鵬翔祭」は今年で最後であり、来年からの中等教育学校の文化祭は「鸞鳳祭」に切り替わります。これは今回の鵬翔祭が1990 年から毎年毎年、学年を跨いで繋がれて来た E 棟鵬翔祭の「最終回」といえます。このような大きな節目に、私たちは「BIG WAVE!!」というテーマを掲げます。歴代の先輩方は鵬翔祭という、自由で可能性が広がる大海原で大小様々な波を起こし続けてきました。私たちは、鵬翔祭の締めくくりとしてそれらを全部飲み込んでしまうほどの大きな波を起こしていきたい───。このテーマにはそんな思いが込められています。この波がザブンと大きな音を轟かせた後にはしばらくの静寂が私たちの体を包み込むかもしれません。しかし、不安に思う心配はありません。来年、再来年と、形態が変わっても波は起こり続けます。こんな不確実で不安定な現代でも変わらないものはあると信じています。
18期 D組 広川 諒乃介(テーマ発案者)
ご挨拶
桐蔭学園 統括校長・高等学校校長 岡田 直哉
今から3年前、学園祭初日の終了時刻間際のこと。A・B棟のエントランス付近で、帰路につく小学校高学年くらいの娘さんとそのご両親とすれ違いました。その娘さんはいささか興奮した様子で、「あー、楽しかったね!」とご両親に話しかけていました。そのときの娘さんの紅潮気味の笑顔と、満足げなご両親の笑顔がいまだに忘れられません。家族の何気ない会話ではありましたが、私は心の底から嬉しかったし、何よりもこのような学園祭を実現できた桐蔭生のことを誇らしく感じた瞬間でもありました。
それまで、桐蔭学園の学園祭は毎年9月の2日間、10,000人以上の来場者をお迎えして華々しく開催されてきました。保護者の皆さまや外部のお客様をお迎えしての学園祭は実に3年ぶりとなります。まだまだ多くの制約下での開催となりますが、私の誇りである桐蔭生たちの躍動をどうかご覧ください。1人でも多くの方が笑顔で帰路についてくださればこの上ない喜びです。
E棟鵬翔祭実行委員会 委員長挨拶
18期 D組 椋本 裕翔
今年の鵬翔祭は特別なものです。一昨年の鵬翔祭は中止(オンライン開催)、昨年も内部公開だけの鵬翔祭とり、外部公開のある鵬翔祭は3年ぶりになります。中等18期・高校男子58期の生徒にとっては最後の鵬翔祭になります。そして、来年のE棟開催からは、鵬翔祭という名前ではなくなります。今年は、1990年から受け継がれてきたE棟鵬翔祭の最後の年なのです。
そんな節目の年に、「BIG WAVE!!」というテーマを掲げました。このテーマには、卒業生たちがこれまで作り上げてきたE棟鵬翔祭のフィナーレを飾る!そして、来年から始まる新たな歴史の幕開けの原動力を生み出す!このように「未来につなぐべく、集大成となる鵬翔祭をつくる」という想いを込めました。
準備の段階では、コロナ禍であることから難しいことも少なくありませんでした。感染対策をとりながらここまで準備を進めてきました。実行委員長として、生徒一人ひとりが主体的に、そして,盛り上がり、全力で楽しむという雰囲気作りにこだわってきました。58,18,19期の全員が一丸となって作り上げてきた今年の鵬翔祭、お楽しみください。
58期 MB組 矢口 琢磨
今年の鵬翔祭は昨年までとは違います。
まず大きく変わったのがE棟に共学が加わったことです。今までは男子だけで他の棟とは違う鵬翔祭を作り上げてきました。しかし今年は男女全員で作り上げた鵬翔祭になっています。考え方の違いがあったり、思いつかないアイデアがあったりと勉強になった鵬翔祭でもあります。新しい風が入ったことにより、良いものが出来上がりました。
今年でこのE棟での鵬翔祭が幕を閉じます。そんな節目の回に今年のテーマである「BIG WAVE!!」を掲げました。先輩たちが代々起こしてきた波を我々が受け継いで、より大きい波を作る。そしてその波を来年のためにも19期に受け継いでもらう。そんな意味が込められています。E棟鵬翔祭は幕を閉じますが、新たな歴史の幕開けでもあります。
最後になりますが、1990年から作り上げられてきたこのE棟鵬翔祭の最終回をどうぞお楽しみください。